加害者変容プログラム参加者による座談会

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本記事の目的

本記事は、GADHAが提供する加害者変容プログラムに関心のある方が持つであろう、

  • どんな人が参加するんだろうか
  • プログラムでは何をするんだろうか
  • 自分はこれを受けたら変われるんだろうか

といった疑問に応え、今後のプログラム参加を検討できるように情報を提供することを目的とした「GADHA 加害者変容プログラムとは何か」のシリーズ記事となります。

他記事や加害者変容プログラム自体に関心のある方は、こちらの記事をご覧ください。

座談会の目的と構成

プログラム参加を検討するために必要な情報を提供することを目的に、この座談会は開かれました。

プログラム詳細記事に書いていることを簡潔に共有したのち、すぐに座談会に移り、そこでいくつかの質問に答えていただきつつ、当日参加者の方々からの質問にも応答する、という形式を取りました。

当日の様子は録画しています。一般公開はしておりませんが、GADHAオンラインコミュニティ参加者は自由に閲覧することが可能です。「変わりたいと願う加害者」の方の中でも、プログラムについてもっと雰囲気が知りたいという方はぜひこちらよりその旨をご連絡ください。

座談会での質問と応答

最初にご自身のこと、パートナーとの状況(GADHAとの出会い、プログラム参加経緯)

まず最初に、いまのパートナーの方との状況や、GADHAを知った経緯などを伺いました。パートナーからの紹介というケースのほか、自分で偶然記事を見つけて「これだ!」と思った方など様々です。

また、いま離婚の危機にある方、離婚調停中の方、関係が急激に安定して落ち着いている方など、関係におけるバリエーションも様々でした。

参加前後で実感した自分の感じ方/考え方/信念/行動の変化、具体的なエピソード

「普通、当たり前といったことにこだわってきた。そのせいでイライラして相手を攻撃していたが、そもそも普通や当たり前なんてないことに気づいた。それによってそもそも攻撃する頻度が大幅に減った」とか、

「プログラムを受けてから、妻との喧嘩が一切なくなった。多少のつまずきはあるが、その時に自分の過ちに気づいて謝れるようになった。大きな変化だと思う」

といったように、表に出てくる言動に留まらず、その加害的な言動を生み出してしまうような考え方にも影響が出るなど、明確な変化が生まれています。

他の学習手段と比べたときのプログラムのメリット/デメリット、費用対効果

「カウンセリングが1回1万円から1.5万円くらいすることを考えると、単純にそれだけ見ても高くはない。しかも、その内容の濃さは全く違う。参加して非常に良かった」

「他のプログラムなどには参加したことがないが、本で学ぶのは得意。しかし、このプログラムはアウトプット、ホームワークが明確にあり、それを元に話すことで、自分ごととして学べるし効率が非常に良い。チームとしての信頼関係も作れたことがとても良かった」

「他の組織の活動に1回いくらと安価に通っていたのだけれど、だんだん報告もマンネリ化してしまっていた。短期に集中してお互いにコメントし合いながら学べるのが良い」

といったように「チーム感」と「アウトプットによる学び」の二点がとりわけ強調される形でポジティブな評価をいただきました。

一方で、それと表裏一体になりますが「ホームワークは本当に辛い」「やっていてしんどいが、慣れてきたら週末にみんなと話すのが楽しみというとあれですが、楽しみでした」と言ったように、ホームワークの心理的・時間的負担も明確でした。

しかし参加後のアンケートではホームワークとケーススタディは満点評価をいただいており、全員にとって非常に価値ある活動であったことがわかります。

どういう人にプログラム参加をお勧めできるか、それはなぜか

「変わりたいと思う人なら、どんな人にもおすすめできる」

「自分も繁忙期に参加したのだけれど無事にやり切ることができた。忙しくてもなんとか時間を作って参加できると思う」

こちらも参加後のアンケートで「他の加害者の方にお勧めできるか」という問いに、なんと全員が10点満点中10点の評価をいただくなど、プログラム全体を非常に高く評価いただけました。

まとめ

GADHA加害者変容プログラムは「変わりたいと願う加害者」に広く門戸を開いています。

加害者変容は非常に苦しく、辛い体験です。普通の人ならその苦しみに耐えられず、相手を非難することで自分を守ってしまうほどです。それだけ自分の罪と向き合うのは大変です。

その苦しみと向き合うには2つの武器が必要です。1つは知識です。知識とは「一体何が悪かったのか」「ではどうすればよいのか」「人はどうやって変われるのか」「変わるとどんないいことがあるのか」ということに関する知識です。

GADHAは、加害者は幸福になれると考えます。その幸福は、加害者の責任を果たすことの中にあります。責任を取るとは、決して「不幸に生きる」ことではありません。もっと主体的で能動的な行為です。そしてそれは可能です。

もう1つの武器が、「仲間」です。どんなに頭で理解できても、やっぱりなかなか簡単には変われません。相手も変化を簡単には認めてくれません。

ゴールの見えないマラソンのような苦しみを乗り越えるには、弱音を吐ける仲間が必要です。でもそれは「知識」を持った仲間でないといけません。

そうでないと「相手も悪いんじゃない?」「そこまでのことじゃないのに、過剰な反応だよね」などと加害者の責任を減ずるような発言で慰めてしまい、結果的に変容の妨げになってしまうからです。

プログラムとは、まさにこの「知識」を学習し、同時に「知識を持った仲間」を作るための、GADHAの活動の中でも最も集中的で濃厚な学びの場です。ぜひ、ご参加ください。

座談会当日の様子は録画しています。一般公開はしておりませんが、GADHAオンラインコミュニティ参加者は自由に閲覧することが可能です。「変わりたいと願う加害者」の方の中でも、プログラムについてもっと雰囲気が知りたいという方はぜひこちらよりその旨をご連絡ください。

終わりに

G.A.D.H.A(Gathering Against Doing Harm Again:ガドハ)は、大切にしたいはずのパートナーや仲間を傷つけたり、苦しめたりしてしまう「悪意のない加害者」が、人との関わりを学習するためのコミュニティサービスです。

当事者コミュニティとイベントの運営加害者変容理論の発信トレーニングなどを行い、大切な人のために変わりたいと願う「悪意のない加害者」に変容のきっかけを提供し、ケアのある社会の実現を目的としています。

当事者コミュニティやトレーニングに関するお問い合わせ、イベント参加申し込みはこちらから。

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