12月12日「悪意のない加害者」当事者会

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基本情報

日時:12月12日 20:00-21:30

場所:無料ツール Zoom

費用:無料

参加条件

本イベントは、「変わりたいと願う加害者」が集まるGADHAオンラインコミュニティ参加者のみ参加可能です。

参加を希望される方でコミュニティに入っていない方は、ぜひこちらよりコミュニティ参加希望をお教えください。

また、様々な理由で見学を希望される方も歓迎しています。こちらから参加希望理由を添えてご連絡ください。ただし、加害者の方は必ずオンラインコミュニティへの参加をお願いしています。

当事者会とは何か

GADHAは「大切な人を、もう傷つけたくない」と思う全ての人が、共に学び変わるためのコミュニティです。特に準備など要らずに気軽に参加できるものから、毎週ホームワークを行う集中的な加害者変容プログラムまで様々な活動を行っています。

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上記がGADHAの考える加害者変容のプロセスに関する仮説です。当事者会は「加害経験の共有」「変容の苦しみの共有」「変容の報告」などを行うことで、その変容を支援します。

当事者会では、

  1. トラブル予防・記録・研究・透明性確保のため録画しますが一般公開はしません
  2. 話したくない時は「パス」することもできます
  3. プライバシーのため顔出し不要、仮名を強く推奨します
  4. 他の人が話したエピソードは発信不可、ただし会の感想はokです

参加者像と目的

a.加害者変容の苦しみを感じながらも変わろうとする人

aの人にとって当事者会とは、

・こういうことをやってしまうという加害体験共有(問題の自覚)

・頑張っているけどなかなか報われなくて苦しい…(変容の困難)

・こんな変化がありました! という変容報告(成功の共有)

上記を通して、「苦しみも喜びも分かち合うことで、もう少し頑張ってみよう」と思える場です。

b.まだ加害者としての自覚が薄く、半信半疑な人

bの人にとって当事者会とは、

・aの人が真剣に自分の加害性と向き合っていたり(問題の自覚)

・変容の苦しみを分かち合うということを知ったり(変容の過程)

・その変容の成功体験と関係改善をシェアされたり(目的の理解)

上記を通して、「自分も加害性を持っていて、しかし変わって、幸せになれるかも」と思える場です。

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加害者が責任を引き受けるということの意味は、こちらからご覧ください。

加害を引き受けることは、逃げ出したくなるほどの大きな苦痛と葛藤を伴います。その苦しみを共に背負う当事者が集まり、変わろうとする場を目指しています。あなたは一人ではありません。

当事者会でできないこと

1.体系だった知識の獲得

体系だった知識の獲得はこの場の目的ではありません。ファシリテーターが話し続ける、レクチャーをするといったことは当事者会では行いません。

2.パートナーからの加害の承認

当事者会は「変わりたいと願う加害者」の場です、重篤な被害は専門機関への相談を推奨します。ただし、親/学校/職場からの被害が、「自分の加害を生み出してしまっている、どうしたら良いか」という形での共有はOKです。要するに、被害者からの加害についての承認の場ではないということです。

参加者の声

当事者会に参加した人から、多くの感想をいただいています。

「自分と同じような悩みを持っている人と初めて会えた。自分だけじゃないんだということと、変われるかもしれないという可能性を感じられた」

「自分の加害行為については、話す機会が本当にない。それを共有すると共感を持って受け止めてもらえて、同時に傷の舐め合いにならずに改善に向かおうとする雰囲気が良かった」

「正直自分のやっていることが加害なのか、自分も被害者だという感覚が拭えないまま参加したけれど、自分の加害者としての要素と向き合う覚悟ができた、辛いけれど、頑張りたい」

開催の背景

DVやモラハラ、カサンドラについて、被害者の当事者会は多く存在しています。当然、被害者の支援が最重要であることについて、議論の余地はありません。

一方で、G.A.D.H.A.主催者である@えいなかが、自分の加害性を自覚したとき、同じ境遇の人と繋がり、共に学び、変わろうとできるコミュニティは中々見つかりませんでした。

「一体、どこからが加害なのか?」

「何度も傷つけ、泣かせることを繰り返してしまう…」

「もう無理と言われても、じゃあどうしたらいいんだ?」

「どのサイトも加害者は変われないと書いてある」

「学ぶための本などはないのか?」

パートナーを加害する自分から、愛し、ケアし、配慮する自分に変わるための学習資源が蓄積されたネットワーク、ピアグループを見つけられなかったのです。

この会は、「加害者」を自覚する人たちが、自身の加害を認め、それを共有し、自分の誤りを認めるだけではなく、「では、どうすれば良いのか」を同じ境遇にいる加害者が、共に考える場です。

イベントの連絡や最新情報、当事者Slackコミュニティなどに参加希望の方はこちら。

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