「悪意のない加害者」という表現への批判と応答

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本記事の目的と構成

本記事はGADHAが用いている「悪意のない加害者」という表現への批判に対して、GADHAがどのようなプロセスを経て、どのような応答を行うのかを示します。

そのために「結論として、どうしていくのか」「そもそもどのような批判があったのか」「それに対してどのように議論を進めたのか」「なぜこの議論を行ったのか」という順序で進めて参ります。

GADHAとしての結論

悪意のない加害者という表現を維持します。ただし、以下を行います。

1.今回の議論を全て踏まえて整理した記事を作成します(本記事)

2.それをサイトのTOPに置きます

3.外部サイトでの記事にも可能な範囲でこの表現を1にリンクさせます

4.記事の著者情報などに、1-2文で簡潔にこの言葉について説明します(※)

(※)具体的には、SPA!様の連載における著者情報を変更します。

DV・モラハラなどを行う「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表

という表現を、

DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表

に変更いたします。今後のプロフィール情報は、字数の許す限りこのような表現に変更して参ります。

どのような批判があったのか

このようにGADHAとしての姿勢を示す必要があったのは、この表現が2021年11月25日に一部の方から批判を受け、更にさまざまな立場の方がこの表現について意見を共有してくださったからでした。

それらは「匿名化してパラフレーズした16の意見」「整理した5つの主張」「3つの評価」に整理することができました。

それを受け、これからGADHAがこの表現をどう考えるべきかを考え、2022年1月末までに方針を決定して実装する、ということを約束させていただきました(結果2週間ほど遅れが出てしまい、申し訳ございませんでした)。

これらの経緯や詳細は、こちらのドキュメントにすべてまとめておりますのでご覧くださいませ。

どのように議論を進めたのか

上記の整理を経て、更に以下のように議論を展開して参りました。

1.僕の方で今回の議論や批判の経緯を全て端的にまとめた資料を作成する

2.「代替案」「外部と内部で表現を変える」など既存の解決策もそこで提示する

3.GADHA+M(※)内部に「推し表現」と理由、まとめへの批判的検討をお願いする

4.近い意見や統合可能なものについては内部でディスカッションして絞る

5.最大4つ程度に絞ってGADHAや、補足的にtwitterに公開しコメントを受ける

6.それらのコメントを受けて最終的な意思決定を今回はえいなかが行う

7.経緯と最終結論への想定される批判と回答を含んだ記事を公開し、結論を反映する

議論の詳細は、すべてこちらにまとめておりますので。ご確認ください。

GADHA+Mとは、GADHAのビジョン実現を目指す「加害者も、被害者も、非当事者の方も参加する」コミュニティです。

なぜこの議論を行ったのか

GADHAは「変わりたいと願う加害者」の集まりです。それは、GADHAのメンバーから直接被害を受けられた方々がたくさんいらっしゃるということです。そのような人間たちが集まって活動することに批判が生じることは自然なことであり、その批判を誠実に受け取り、応答する責任を僕たちGADHAは持っていると考えます。

悪意のない加害者は「正しいことをしていると思って」「自分のせいではないと思って」他者を加害してしまう存在です。ですから、GADHAという活動もまた「正しいことをしていると思って」行うのであれば、結局同じことの繰り返しになってしまいます。

それを避けるため、自分達の活動が誰をどのように傷つけてしまうのか、その傷つきの声に十分な配慮を行いながら活動を進めていくことが必須です。今回の議論は、そのような背景があり、加害者のみで議論するのではなく、被害者の方や非当事者の方も交えた透明性の高い形で行う必要がありました。

GADHAは今後も社会的な応答責任を決して怠らず、活動を進めて参ります。「自他共に、持続可能な形で、ケアし合い、美徳を発揮できる関係」の多い社会を目指して、「加害者変容」をその活動の中心に据え、最大限の応答責任を果たします。何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年2月14日

代表 えいなか

 

 

 

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