
GADHA 利用規約
Community Policy : Rules
GADHA 利用規約
1. 運営主体と本規約の位置づけ
GADHAは、株式会社変容資源研究所が運営するプロジェクトです。将来的には、活動の一部をNPO法人へ移すことも検討しています。本規約は「参加にあたって同意いただく約束ごと」です。GADHAには、この「利用規約」と、日々の使い方やマナーをまとめた「利用ガイド」があり、ふたつをあわせて「コミュニティポリシー」と呼びます。利用ガイドも、本規約とともに遵守をお願いします。これらは、Slackだけでなく、当事者会やプログラムなど、GADHAの活動全体に適用されます。いずれも最新版を掲示し、版を管理します。
2. 参加条件
- もう大切な人を傷つけたくないと願う人
- 本規約および利用ガイド(コミュニティポリシー)に同意する人
GADHAは、自分の加害性を認め、「変わりたい」と願う加害者のための場です。評論や論評のための場ではありません。なお、GADHAは加害当事者のための場であるため、被害者の立場の方の参加・見学はお断りしています。
ご自身が加害者なのか被害者なのかを見極めたい、という段階の方についても同様です。こうした方には、相談先をまとめた「被害者の方向けのガイド」をご覧いただくことを強くおすすめします。
また、モラハラ・DV加害の自覚はあるけれど本規約には同意できない、という方もいらっしゃると思います。加害者変容に取り組める場はGADHAだけではありません。GADHAが合わないと感じた方のために、内部・外部の情報をまとめたページをご用意していますので、そちらをご覧ください。
3. 同意の確認方法
参加にあたっては、参加申込フォームを通じて、参加時の仮名、連絡先、当事者性の確認、そして本規約への同意(同意した日付と版を含む)を確認します。運営は、連絡先と仮名を結びつけた記録を保持し、安全に管理します。これは、規約を改定したときの再確認や、ご本人からの問い合わせ・データに関する依頼に応じるためのものです。
4. コンテンツとデータの扱い
GADHAでの対話やコメント、加害報告は、このコミュニティの学びそのものであり、外部への発信や研究の何より貴重な源です。同時に、それは一人ひとりの大切な語りでもあります。この両立のために、扱いの考え方を定めます。
投稿の権利について:GADHAに投稿された内容の著作権は、投稿したご本人に帰属します。そのうえで、本規約に同意して参加いただくことにより、運営法人である株式会社変容資源研究所は、投稿された内容(テキスト・画像・音声などのデータ)を、下記の利用目的のために、無償で、期間や地域の制限なく利用できる権利を持つものとします。この権利には、複製、編集・改変、翻訳・翻案、一般化、研究・分析、コンテンツ化、公開などが含まれます。投稿者は、この利用に関して著作者人格権を行使しないものとします。なお、著作権はご本人に残るため、投稿者ご自身が他の場で同じ内容を用いることは妨げられません。
利用目的:運営法人は、投稿された内容および関連するデータを、主に次の目的で利用します。GADHAコミュニティの運営/加害者変容に関する研究と社会実装/啓発・発信のためのコンテンツ制作。あわせて、これらに付随する、運営上必要な範囲での利用を含みます。
公開のしかたは、次の3つに分けて定めます。
(1) 個人が特定されうる形での公開:原文のまま、実名、画面のスクリーンショットなど、個人が特定されうる形での公開は、その都度、本人の事前の許可を必須とします。たとえばメディアでの紹介にあたって投稿画面を用いる場合などは、別途許可を得たうえで行います。個別に許可をいただいて公開したものについて、後から取り下げのお申し出があった場合は、動画など取り下げられるものは取り下げます。一方、すでに配布した印刷物などは回収が難しいため、その点はご理解いただいたうえで、個別にご相談のうえ対応します。
(2) 一般化したコンテンツの作成・公開:note・FAQ・「あるある」・書籍などの形で、次の条件を満たすように一般化したコンテンツについては、参加者一人ひとりへの個別の同意確認は行いません。具体的には、複数の人の語りを束ね、共通する型(あるある)として描くこと/固有名詞・地域・年齢などはそのまま用いず、ぼかしたり別の設定に置き換えること/特定の方お一人の語りだけに依拠しないこと/原文をそのまま用いないこと。なお、こうして複数の声を束ねた「あるある」では、読んだ方が「これは自分のことだ」と感じることがあります。むしろ、多くの人がそう感じることにこそ価値があります。それは特定の誰かを描いたものではなく、共通する型を描いたものだからです。事前にご本人へ確認するのは、特定の方お一人の語りに強く依拠せざるをえないもの(その方の経験の固有性に価値があるケースなど)です。個別性が高いものは、そもそも本人に確認すべきだと考えています。逆に、複数の声を束ねた「あるある」については、事前の確認は行いません。
(考え方の共有)GADHAは、変わりたいと願う加害者が集まり、その学びを社会から加害を減らすことに活かしていく場です。一人ひとりの加害と変容の経験には、固有の価値があります。だからこそ、個人が特定されない形に一般化したうえで、その学びを社会に還元できる形を作りたい。一般化されたそれは、まだ出会えていない「変わりたい」と願う人にとっての変容資源になります。こうした還元は、かつて誰かを傷つけた、あるいは傷つけうるわたしたち自身が引き受けたい責任の一部でもあります。そのため、一般化したコンテンツについては個別の同意確認は行いません。GADHAに参加することは、この考え方に同意いただくことを含みます。もしこの考え方がどうしても受け入れがたい場合は、無理に参加いただく必要はありません。学びの場はGADHAだけではないので、ほかの場をご検討ください。
(3) 研究のための活用:Slack内の内容は、匿名化し本人を特定できない形で、GADHAおよび運営法人である株式会社変容資源研究所(代表の中川瑛による研究活動を含みます)の研究・社会実装のために活用します。この許諾は、当事者会やプログラムなどGADHAの活動全体に及びます。
研究にあたっては、特定の方が分かってしまわないように匿名化したうえで扱うことを大切にします。理解のために語りの一部を引用することもありますが、その場合も、特定につながらない形にします。取得したデータを、目的を超えて使ったり、第三者へ販売したりすることはありません。大学など外部の研究機関と連携して研究を行う場合は、その機関の研究倫理の手続きに従います。
成果物の公開時に、個別での報告・相談を行う義務は負いません。
第三者(被害を受けた方・お子さんなど)の情報について:加害について語るとき、その語りのなかに、被害を受けた方やお子さんなど、ご本人以外の第三者の情報が含まれることがあります。これらは、加害を理解するための文脈としてのみ扱います。その方ご自身を研究や分析の対象とすることはしません。また、特定につながる形で公開・提供することもありません。
録画・音声の扱い(当事者会・プログラムなど):Slack以外の活動で記録される内容にも本項の考え方が同じく適用されます。録画は基本的にスライドを投影したもので顔は映りません。注意が必要なのは発言内容と声。声そのものをコンテンツに使うことはなく、発信・研究には文字起こし(テキスト)を基にする/声を変声などの加工なしで外部(メディア等)へ出すことは絶対にない/外部に記録を残さない内輪の場(録音録画を残さず印刷物を回収する勉強会など)では、変声+個人特定不可を条件に、より生に近い形で用いることがある(Slackの語りも同じ考え方)/いずれも個人特定できる形にしないことを絶対の前提とする。これは臨床心理・精神医療で事例を匿名化して教育・研究に用いる際の考え方(匿名化・本人の同意・その場の中での守秘)と重なる線引きです。
データの保管:運営は、Slackの仕様上画面に表示されなくなった過去の投稿を含めデータを保管し、運営のために必要な範囲で利用します。保管にあたっては、アクセスできる人を必要な範囲に限るなど、適切に管理します。保管データについても、個人が特定されうる生のデータをそのまま外部へ公開することはありません。
本規約導入時の、既存データの取り扱い:本規約の導入にあたっては、これまでの参加者にもご連絡します。改めての同意手続きはお願いしません。引き続き参加してくださる場合は、特別な手続きは必要ありません。もし本規約に同意できない場合は、退出のお手続きをお願いします。あわせて、過去のデータの利用を今後停止してほしい方のために、お申し出の窓口をご案内します(退出・データ利用停止フォーム)。Slackでの告知に加えて、過去参加者の方向けにもメールなどでお送りします。
5. 個人情報とプライバシー
参加者が、このSlack内で他の参加者が投稿した情報を外部に公開することは、原則として禁止します。参加は仮名で行うことを原則とし、顔出しはしないでください。少しでも不安がある場合は、運営にご相談ください。
6. 退出について
自発的に退出する場合:GADHAからの退出はいつでも自由です。参加をやめること自体に手続きは必要ありません。そのうえで、アカウントの停止と「今後はご自身のデータを活用しないでほしい」という意思表示は、正式な手続きとして専用フォームから受け付けます。お申し出を受けて、運営がアカウントの停止と登録情報の取り扱いを行います。なお、GADHAに参加し続けたまま、データの利用だけを停止することはできません。データの利用停止は、退出とセットのお手続きになります。これは、本規約に同意してご参加いただくという、サービスの基本的な仕組みによるものです。
運営から退出をお願いする場合:トラブルがあっても、できるだけ退出ではなく、包摂し、ともに学び変容する関係を目指します。そのうえで、利用規約や利用ガイドへの重大な違反があり、事前の注意のあとも改善が見られない場合などには、退出をお願いすることがあります。考え方と進め方は利用ガイドに記載しています。
7. 本規約の改定と意思決定
本規約および利用ガイドの最終的な決定権は、運営法人である株式会社変容資源研究所が持ちます。改定の前には、十分に検討できる資料・時間と、議論や相談の場を設けます。進め方は利用ガイドに記載しています。
変更履歴
2026-07-05 v1.0 発効
2025年6月に始まり10月にまとまった話し合いを土台に、一次意見募集・中間とりまとめ・二次意見募集(追加意見なし)を経て確定。主要点:運営法人の明記/コミュニティポリシー(規約+ガイド)の位置づけ/参加時のフォーム同意記録(版と日付)/研究倫理(匿名化・引用は特定につながらない形・目的外利用と販売の禁止・外部連携時は研究倫理手続き)/第三者(被害者・お子さん)の保護/保管の安全管理/退出=データ利用停止のセット。
旧版(2022-01-16〜2026-07-04)
これ以前は、A〜Fの簡易版コミュニティポリシーを運用していました(2022年1月に必読ルールを「コミュニティポリシー」へ改称・簡素化。原則の共有開始は2021年4月)。今回それを正式な「利用規約」と「利用ガイド」に整備し直し、v1.0として発効しました。
Learning Journey
GADHAの学び方
1加害者と指摘されたすべての人に読んでほしいページをまずは読んでみてください。
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