お悩み相談:わたしが加害者なのでしょうか?

GADHA立ち上げ人のえいなか(@EiNaka_GADHA)です。

お悩み相談シリーズは、連載コラムの1つです。DVやモラハラに関して、質問箱を開設していますので、ぜひこちらからお気軽にご連絡ください。

加害者の方からの質問にも、被害者の方からの質問にもお答えしていきます。

その他、お悩み相談や「あるある」などのコラムのバックナンバーはこちらからご覧ください。

本日のお悩み

ざっくり回答

ご相談ありがとうございます。

結論から述べると、質問主さんは被害者だと思います。

仮に加害の要素があったとしても、それと向き合って、相手を配慮しているだろうと想像します。

理由は以下です。

  1. 加害者は「もしかして自分が加害者かも…」と思えません。
  2. 大声を出す、物に当たるはどちらも「例えどんな原因や理由があろうと」加害です。
  3. よって、質問主さんは被害者だと思います。

加害とは何かについては、ぜひこちらの記事もご覧ください。

しっかり回答

1.加害者は「もしかして自分が加害者かも…」と思えません

DV・モラハラ加害者の顕著な特徴は、「自分は加害者ではなく、むしろ被害者である」とすら考えるところです。

その理由は簡単です。

a.自分は加害者ではない、なぜならば「お前が間違っているので、躾けているだけである。相手に義務の履行を要求しているだけだ」と考えているからです。

b.自分は被害者である。なぜならば「お前は自分の所有物であって、自分の望む通りに動かなければならない。言うこと聞かないなんて、酷い!」と考えているからです。

これらは「特権意識」と「所有意識」という、加害を生み出す二大原因です。他者を対等な人間として見ることができない考えに基づいています。

よって「自分が加害者かも…」と思うような人は、多くの場合罪悪感によってコントロールされている被害者だと考えます。

特権意識と所有意識のある人間は、強い他責思考を持ち、自分に改善の余地があるとか、悪いところがあったかもと思えず、謝ることにも非常に強い抵抗を持ちます。

逆に、GADHAの記事などを読んで「気づけた」人は、自分の加害性に疑問は持ちません。(被害者な部分があるにしても)自分は明らかに加害者である」とわかります。

2.大声を出す、物に当たるはどちらも「例えどんな原因や理由があろうと」加害です

そして、こちらがよりシンプルなロジックです。仮に、あなたが加害的な振る舞いをしたこともあったかもしれません。

それでもなお「加害行為をした人は加害者」です。

大声を出して威嚇・抑圧すること、物に当たるなどの行為で身体的な恐怖を与え支配しようすることは、明確に加害です。

どんな理由があっても、加害は加害です。ゆえに、相手が加害者であることは間違いありません。加害以外のコミュニケーション取ることは可能です。

加害者の方は、果たして会社でも同じように怒鳴ったり物を投げたりするのでしょうか? もしそうでないなら「相手を選んで加害している」のは間違いない事実です。

質問やお悩み相談はぜひこちらから!!

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終わりに

G.A.D.H.A(Gathering Against Doing Harm Again:ガドハ)は、大切にしたいはずのパートナーや仲間を傷つけたり、苦しめたりしてしまう「悪意のない加害者」が、人との関わりを学習するためのコミュニティサービスです。

当事者コミュニティとイベントの運営加害者変容理論の発信トレーニングなどを行い、大切な人のために変わりたいと願う「悪意のない加害者」に変容のきっかけを提供し、ケアのある社会の実現を目的としています。

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