加害的な親とはどのように付き合っていくのが良いのでしょうか?

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はじめに

本記事は、「変わりたい」と願う加害者の集まるGADHAのslackで交わされた3万通もののメッセージや、プログラム参加者によるGADHA理論への質問と回答をベースに作られた「よくある質問と回答」になります。

 

よくある質問

加害的な思考の背景には親との関係性が少なからず影響していることが自覚できるようになりました。しかし、親との距離が取れず、連絡を取るたびに支配的な考え方に引き戻されてしまいます。親とはどのように付き合っていくのが良いのでしょうか?

 

回答

モラハラ加害者が一元的な思考(上下, 優劣, 支配-服従など)を身につけてしまった背景には、親との関わり方が影響していることが少なくありません。幼少期から過剰な努力を求められたり、条件付きの愛を受けることで、それを他者にも投影してしまうようになります。そのことに気づいた元モラハラ加害者の中には、親との関係を見直した、あるいは関係を断ったという方もいます。親も含めて人は簡単には変わらず、あなたには親の変容を促す責任もありません。もし親との関わりで苦しい思いをしているのなら、思い切って関係を断ち、ご自身の変容に集中することも選択肢の1つです。

また、「もらおう」「分かってもらおう」として伝わらず、苦しくなることもあります。それはまさにモラハラ被害者が味わってきた感覚に近いものです。「距離を取りたい」「関係を終わらせたい」と思うとき、それが被害者の気持だったのかもしれないと考えることも、加害の連鎖を断ち切る上で有用です。

「そうは言っても、親を見捨てることはできない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、そう思って親との関わりを続けることで、今度は親からパートナーへの加害、親からご自身の子供(親から見た孫)への加害に発展した例も多く存在します。まずはご自身やパートナーのために必要なことは何かを考えて、適切に対応を検討することが大切です。また、トラウマケア、アダルトチャイルドなどについて学ぶことも役に立つかもしれません。

 

おわりに

本記事は、あくまで「形式的な」知識です。実際に使ってみて、間違っていたら学び直すためには、GADHAのコミュニティ(無料)やイベント(無料)、プログラム(有料)に参加することを推奨します。ぜひこちらの「GADHAの活動」ページをご覧ください。「よくある質問と回答」コンテンツは一部の公開のみを行っていますが、マンスリーサポーター(MS)の方は全てにアクセスすることが可能です。また、MSの方が増えるほど、無償で公開する範囲を増やすことができます。コンテンツに関心のある方や、GADHAを応援してくださる方は、ぜひMS制度の詳細をご覧ください。

 

Key Words: 親との距離