「何を言っても傷つけてしまう気がして不安でうまく話せません」

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この記事はプログラム参加者などGADHA理論を学んだ人からの質問への回答となっています。基本となる考え方自体は、GADHA理論ページから学ぶか、GADHA加害者変容プログラムに参加することを通して学習ください。

Q.質問

日々の会話の中で、何を言っても傷つけてしまいそうで、上手く話せずにいます。また、概念としては理解が進んでいると思うのですが、安定したアクションに繋げられず不安に感じています。

A.応答

これは、変容のために学んでいく中でほぼ全ての方が経験する悩みです。

まずお伝えしたいのが、理論というのは自分自身の状況の中に落とし込んでいかないと意味がないものなんです。

理論を学んだだけの状態は、サッカーをしないのにサッカーのルール本を読んだとか、車の運転をしないのに車の操作マニュアルを読んだとか、そういうただ「知っているだけ」の状態です。

知っているだけではあまり意味がなく、実際にその理論を使いながら間違えたり、失敗して身につけていくことが必要なんですね。

ですので、「安定したアクションに繋げられず不安である」という状態、その不安を感じているということはすごく重要なことです。実際に今、試行錯誤して間違ったり失敗しながら学ぼうとしている最中であるということだからです。

これは「何を言っても傷つけてしまいそうで上手く話せない」という悩みについても同様です。

変わろうとする方の多くが経験するのですが、言葉に詰まってしまうんですよね。コミュニケーションを遮断するつもりは全くないのですが、何を言っても傷つけてしまいそうで、フリーズしてしまう、黙り込んでしまう。何を言えばいいのか本当に分からない、そんな状態です。

なぜそうなるかと言いますと「言葉を選ぼう」としているからです。勢いに任せて適当に話すのではなくて、どう言えば傷つけないか、どうしたら上手く伝えられるのか、どう反応したら相手を尊重できるのか、考えて話そうとしているからです。

その不安や葛藤、恐怖は、本来人と関わる上では最初から持っている必要のあることです。よく「正直に思ったことを言っただけ」とか「家族には気を遣わないことが大事」という人がいますが、GADHAの考えではそれはケアの欠如=加害に他なりません。

加害者だから気を遣うのではなく、気を遣わないから加害者になってしまっているのです。他者と共に生きていきたいなら、気を遣うこと=ケアすることは絶対に必要です。

しかし、これまでやってこなかった人がケアを始めることは労力のいることです。失敗もするし、ぎこちないし、最初はパートナーから「マニュアルって感じ」と言われることもあるでしょう。

それでも勇気を持ってケアを試みる。うまくいかないときはGADHAで愚痴をこぼし、弱音を吐き、慰めてもらい、もう一度頑張ってみる。そうしてなんとかかんとかやっていきましょう。

改めて質問への回答をします。

日々の会話の中で、何を言っても傷つけてしまいそうで、上手く話せずにいます。また、概念としては理解が進んでいると思うのですが、安定したアクションに繋げられず不安に感じています。

とのことですが、これは、ひとつの変容のステップとして捉えて頂くとよいと思います。その不安は、変容を目指す人だからこそ感じているものです。一歩ずつ、失敗しながら、共にやっていきましょう!!

終わりに

この記事はプログラム参加者などGADHA理論を学んだ人からの質問への回答となっています。基本となる考え方自体は、GADHA理論ページから学ぶか、GADHA加害者変容プログラムに参加することを通して学習ください。

制作

GADHAは「変わりたいと願う加害者」による当事者団体です。自身の加害者変容並びに加害者の再生産を防止することを目的として、本記事はGADHAメンバーによる協力によって制作されています。

文字起こし:くろとうさん @ktkt_tsk 

執筆:さくらさん @sakura_kizu

責任:えいなか @EiNaka_GADHA

 

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